パゴス                ウルトラQ 第18話 「虹の卵」1966年5月1日 放映


―――1965年の年の瀬。

わずか15分の特番『ウルトラQは怪獣の世界』において、ビルの掃除夫晴乃チック・タックの前に突如現れたウルトラ怪獣の代表パゴスよどこへ行く?選手パゴス。

その後日本全国の子供たちを熱狂の渦に巻き込み、やがて世界中にファンを増殖させることになる怪獣特撮番組の草分け『ウルトラQ』の面白さを告知するMCは、記念すべき第一回を華々しく飾ったゴメスでも逆襲編を持つことになるペギラやガラモンでもなく、銀幕怪獣バラゴンの首をすげかえた改造怪獣パゴスでした。

その後ウルトラマンにおいて『パゴス反撃指令』や『東京大津波』など、再々逆襲編を企画されながらもついに日の目を見ることなく忘れ去られてしまったパゴス。大怪獣バトルロワイヤルの娯楽作品『ウルトラギャラクシー』にもとうとう登場させてはもらえませんでした。(ネロンガやマグラは出たけどね〜)

一体何があったのでしょう?

それほどまでに製作者たちの心を掴んでいたにもかかわらず、よほど扱い辛い怪獣だったのでしょうか?

しかしぱごすけは忘れられません。不敵な面構えで闇の中からぬぅと現れて、Q怪獣の解説をしてみせたパゴスの雄姿を!