この作品がテレビアニメとして深夜枠で放映開始された頃は、たいした期待も感動も無く、ただな〜んとなく観ていたにすぎませんでした。 ところが回を重ねるごとに面白さが残る。(この表現わかってもらえますでしょうか?まぁわかり易く言えば、何度も見返したくなるってことですね)
4話の『合宿!』を観終わった時には録画をしていないことを後悔するようになっていました。(愚かなるぱごすけは、まったく同じ轍を『電波女と青春男』で見事に踏みつけてしまいました。 再放送望む!)
ひょんなことから軽音部に入部したユルユルのかよわい女の子が、エレキの中でも重たいレスポールを軽々と抱えて演奏します。放課後の練習だろうが合宿だろうが、まずお茶を飲み、ケーキを食べ、遊ぶことを考えます。この作品が音楽メインのアニメというよりはポップでライトな青春譚である所以です。(いや澪ちゃんが作るオリジナルナンバーもステキですよ)
特に主人公の唯ちゃんは練習しない!(真面目なあずにゃんはさぞ歯がゆいことであったでしょうに) だけどそれはとっても微笑ましくて、高校生としてある意味正しい。(お母さんにやる気を見せて清清しく笑う、塾のコマーシャルに出てくる小学生などよりはるかに正しい!) ぱごすけもそうでした。勉強よりはギター(モテたいから)。そしてバイク(モテたいから)。授業中に他校まで女の子を見に行ったものです。(遠い目・・・)
ただ、彼女たちはしっかり上達してゆきます。(しかも短期間でものすごく上手くなってる!) やはりロックを愛していて、楽器を上達したいと真剣に願っているのです。
なにせ『めざせ武道館!』ですからね。
実際ぱごすけも経験ありますが、学園祭のフォークロックコンサートって燃えるんですよね。司会によって紹介される自分たちのバンド名がマイクを通して体育館に響き、やがて幕が開きます。緊張!!!!! だけど演奏を始めると自分の意識が音楽に溶け込んでゆくのがわかります。1曲目が終わると学校中の生徒たちが拍手をくれ、同級生の女子たちが声を揃えて自分の名を呼んでくれます。 あの快感ってば、一度味わうと病みつきになります。
そうした実体験も重ねながら、『放課後ティータイム』の部活を応援してしまいます。
もっともっと青春しろ!
楽しい思い出をいっぱいつくれ!
やがて学び舎を巣立ってゆく“等身大”の彼女たちにこれからも幸多かれと祈らずにいられないぱごすけであります。
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